White Snow -5-




脱衣場でファリアは藤のスツールに腰掛けて、服を脱いでいく。

「うわ〜。ファリアさんのブラ、可愛い〜☆」

「そう?」

レースがふんだんに使われている可憐なもの。
マリアンの言葉にジョーンも覗き込む。

「ホントね〜。」

「もう…じろじろ見ないで。恥ずかしい。」

白肌がピンクに染まる。


マリアンとジョーンに肩を借りて、3人は風呂場に入る。

「さぁ、入りましょ♪」

3人は広い風呂場に入っていく。。

正面はガラス張りで窓の外は一面の雪景色。
特殊ガラスで向こうからは見えないようになっている。
不必要な気もするが防弾ガラス。


温かい湯に浸かる乙女3人。。。

マリアンとファリアは長い髪をアップにしているため、うなじが色っぽい。


「ジョーンさんって、ホント胸おっきいのね〜。」

「ホントね。」

マリアンとファリアに言われ、照れ隠しにジョーンも言う。

「あら、ファリアさんだって、大きい方じゃない?
着痩する性質なのね。」

「そんな事ないと思うけど…」

「私から見ればふたりとも大きくて羨ましい…」

「「え?」」

マリアンに言われたふたりは顔をあわせる。

「…ジョーンさん、何カップ?」

「私? 私は…70Eよ。あなたは?」

「えっと…65Dね。」

「うっわ、羨ましい〜。」

マリアンの叫びに二人は突っ込む。

「「何で??」」

「だって私まだB…」

少し悔しげなマリアンにファリアは問いかける。

「マリアンってまだ、16よね。」

「そうよ。」

「じゃ、まだまだこれからよ。ね、ジョーンさん?」

「そうよ。今からDとかだったら逆に大変よ。」

ふたりに微笑まれる。。。


「そうそう、大きくしたいのなら努力ね。」

ファリアが元気付けようと告げる。

「え? どんな?」

「えっと… 乳製品を摂ることね。あとは運動というか…」

「確かにそうだわ。」

ジョーンが横で同意していた。

「それと…」

言い出してから赤面するファリア。
そんな様子を見てマリアンが突っ込む。

「それと?」

「ちょっと…言いにくいんだけど。」

「何なの??教えて!!」

「聞きたい?」

「聞きたい!!」

いやに真剣な眼差しのマリアン。
仕方ないと言った面持ちでファリアは…耳元に囁くように告げる。

「あのね…殿方に触れてもらうことね…」

「えっ!? それ、ホント?」

「何なの?」

マリアンがジョーンの耳元にファリアの言葉をそのまま伝える。


納得した顔のジョーンも微笑む。

「あぁ…確かにね♪」

「やっぱりそう?」

「ビルと付き合いだしてから…大きくなったの。」

「あら、私もなの。」

年上ふたりが顔をあわせて微笑んでいると
マリアンが突っ込んでくる。

「何ですってぇ!!」

「「そう。」」

ふたり ステレオ音声で言われる。

「う〜… じゃ、進児君に??」

「そう言う事ね☆」

「ふたりとも彼に?」

マリアンが少々恥ずかしそうに頬を染めている。

「…そうよ。
私が思うに女性ホルモンが活発になるからじゃないかしら?
やっぱり好きな人のそばにいると…」

「そうね、ときめきは大切にしないと!!」

年上ふたりの力説にマリアンは少々照れていた。


3人の笑い合う声が浴室に響いていた。。。

その頃、3人衆はキッチンで料理に悪戦苦闘している。。。



「ねぇ…ジョーンさん、ファリアさん。
お願いがあるんだけど…」

「「なぁに?」」

「どうしたら好きな人に触ってもらえる?」

純粋な好奇心の目で問いかける少女。

「えっと…」
「そうね…」

ふたりはどう応えようかちょっと考える。


年長ふたりは肩を寄せて話し出す。

「ねぇ…ジョーンさんは誘った事はあるの?」

「…一応は。って あなたはどうなのよ?」

「私…それ以前の問題。」

「は?」

「だって気がついたら、彼の腕の中なんだもの…」

ぷっとジョーンは吹き出してしまう。

「あら…じゃ、仕方ないわねぇ…

ねぇ、マリアン。そう焦る必要はないのではないかしら?」

「え?」

ジョーンに優しく問われるように告げられる。

「まだ16でしょ?」

「うん。 今年のバースディが来たら17歳。」

「それぞれのペースがあるから…
自然の成り行きに任せた方がいいんじゃない?」

「そっかな?」

「だから焦らないで、ゆっくりすれば?」

「う…でも胸大きくなりたいなぁ…」

ジョーンに諭されるように言われていたマリアンにそっと告げるファリア。

「じゃ、地道に乳製品で頑張りなさいな。」

「そうそう。」


微笑を浮かべたふたりはマリアンから見ればとても大人に見えた。




女性陣が露天風呂から上ると夕食が出来ていた。
日英米合作の夕食が!!

メインはステーキ(サラダつき)=ビル
それにちらし寿司=進児
デザートがフルーツ盛り合わせにプティング=リチャード

それぞれの個性を感じる夕食。。。


6人は笑顔で夕食を平らげた。。



後片付けは女性陣が。




その間に男3人が風呂に入る。


「お〜さっきまで乙女3人が入っていたんだよな〜♪
ダシ出てないか?」

ビルの発言に進児とリチャードが呆れた口調で突っ込む。

「何言ってるんだよ、ビル。
お前って…」

「そうだな…」

「何だよ!! 夕べはお前さんとこも結構長いこと声していたじゃねぇか!!」

ビルの言葉で一気に耳まで赤くなるリチャードがいた。

「なッ!! お前!! 聞いていたのか?」

「聞くつもりなくても聞こえてきてたんだよ。」

「そういうこと言うなら…僕も言うけど、
ビルの部屋からも結構早くから明け方まで声してたぞ。」


ビルとリチャードの会話を聞いて、照れている進児は黙っていた。

そんな進児に気づくビルは矛先を変える。


「ところで、進児。
マリアンとどうだったよ!?」

「そうそう、僕も聞きたいと思ってたんだ。」

リチャードも珍しく、好奇心に満ちた顔。


「……何もないよ。」

「んなわけないだろ?」

「ホントだってば!!」

「キスは?」

「今回の旅行では…無い…」


頬を真っ赤に染めて進児は応えた。


「今回の旅行ではないということは別の機会にキスはしたんだな?」

「……一応な。」

「「へ〜…」」


鋭いリチャードの言葉に進児は照れていた。


「そりゃ、マリアンのこと好きだし…興味あるけど……」

「「あるけど??」」

「ヘタな事して、嫌われたくないんだよね、俺。」

「「はぁ…」」 


進児の言葉に納得しながらも、ビルはにっと笑って告げる。

「思い切って、いっちまえ!!」

「ヘ?」

「消極的だと マリアン逃げちまうかもよ?」

「そういうパターンなもありえるな。
でもマリアンはずっと進児ひとすじだろ?

あんまり他の男に行くってことは無い気がするけどな…」

同じように幼馴染だった相手が恋人になった彼が呟くように言う。

しかしビルは違った。

「あのな、女にゃ「好き」って何度も言った方がいいぜ〜
ストレートにな。
日本人て結構オクテなのな。」

「そうだよ、奥ゆかしいといってくれ。
俺はお前らみたいにオープンになれないし。」

「僕はそう思わないけど?」

「ヘ?」

ビルがリチャードの顔を見ると真面目な顔。

「ストレートに想いを告げるのはいいことだと思うけど…
一緒にいるだけでも十分伝わる時は 伝わると思うけどな。」

「そうかもしれないけど、女の子って「好き」って言われると嬉しいみたいだぜ。」

「「……」」 




しばし黙る進児とリチャード。

「せっかく向こうで二人にきりにしてやったのに…」

「…でも俺、いろんなこと考えたら、やっぱり行けないよ。」

「「は?」」

「やっぱルヴェール博士のこととか考えちまうしな。」

「は〜…そうか。」

「気持ちを大切にするんだな。」

「まぁ、焦らないで頑張るさ。」

「それが一番のようだな。」





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(2006/2/8+15)

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