White Snow -2-


ビルが借りたという別荘は街から少し離れたところにあり、結構広い。

車を車庫に入れ、玄関に入るとエントランスホールになっている。
左右対称の階段があり、2階の両翼へと向かう。
ビルが勝手に部屋を割り振りしたとのことで
左翼にはダブルベッドの部屋がふたつ、右翼にはツインの部屋がふたつと言う事で
左翼にはビルとジョーン、リチャードとファリア。
右翼のそれぞれの部屋を進児とマリアンが使うと言う事で。

部屋割りで一番驚いたのは意外にもファリア。
まさか彼と同室だとは思いもしなかった。

「ど、どうしてあなたと一緒なの??」

「ビルが勝手に割り振ったらしいけど、何か不都合がある?」

「ふ…不都合だ何て…私はただ…」

「ただ?」

「結婚前なのにいいのかしら??」


ぷっと彼は吹き出す。

「いいんじゃないか?
恋人なんだし、内々だけど婚約してるわけだし。」


そんな様子を尻目に彼女のスーツケースと自分のを手に階段を登る。
少し戸惑いながらもちゃんとついて来てくれている。
照れ臭いのだと彼は微笑んでいた。



今日到着したばかりなので、ゲレンデに出ることはなかった。

夕食は、車に乗って街のレストランへ。。





6人での夕食は楽しいものだった。

特に女性陣3人は盛り上がっている。

全く違うタイプの3人なのに…

マリアンが一番年下の16歳。金髪碧眼の美少女。
少々おてんばだがそこが可愛いところ。
ジョーンは21歳の年長でグラマラスなブロンドボブの美女。
職業が教師と言うのもまたいい感じ。
ファリアは19歳で清楚で聡明な黒髪の乙女。
今は花嫁修業中ということで実家にいる。




女3人寄れば姦しいというのは正しいと進児は感じていた。
普段のマリアンひとりでも十分だと言うのに…




別荘に戻ると女性陣がお茶を入れる。
1階の暖炉のあるリビングで6人は談笑していた。




ビルが進児とリチャードに声を掛ける。

「おい、男同士で語ろうぜ。」

「あぁ。」

「いいぜ。」


3人は美女たちに先に失礼とだけ告げて2階へと向かう。


進児の部屋で3人は話し出す。


「なぁ、お前たち。 部屋割りコレでよかっただろう?」

「あぁ。」

「これでいいよ。」


別に感謝を示すわけでもないふたりにビルは問いかける。

「特にリチャード。
お前さん、コレでよかったんだろう?」

「!? 何言ってるんだよ。」

頬を真っ赤に染めた彼にビルはにっと笑って微笑む。

「それにしてもファリアさんってホント美人だな〜♪」
「そうだよなぁ…」

ビルも進児も目じりが緩む。

「ビル、進児…お前らそんな目で彼女を見てたのか?」

「進児からシンシアと別れたって話は聞いた時はマジで驚いたけど
あのひと見たら…納得した。」

「俺も。」

「…。」

複雑な思いの彼の表情は微妙。。。。


「に、してもファリアさんって英国女王の姪なんだってな。」

「ビル…そこまで聞いてたのか?」

「まぁな。進児から…」

「…進児にも言ったけど、確かに外から見れば政略結婚さ。
けど僕は真実、彼女を愛してるよ。」

真剣な顔で言った彼に逆に照れるふたり。

「臆面もなくよく言えるよなぁ〜進児?」

「俺にはまだ言えないぜ…」



ビルがふっと進児に問いかける。

「ところで進児。
お前さんとこは進展してんのか?」

「そうそう、僕もそれを聞きたいと思っていたんだ。」

リチャードはビルの話題が自分から進児に移るのを感じてわざと振る。
しかし進児は照れてしまって話さない。

「いいじゃねえかよ、聞かせろよ!」

「特になんもないよ。」

「「え〜!?」」

リチャードとビルは思わず叫ぶ。

あの地球に向かって帰るとき、マリアンとかなりいい感じだったと二人は記憶している。

「マジで?」

「マジで。」

「キスは?」

「それくらいは…まぁ。」

ふたりに立て続けに問われ、つい応える。

「そっから先は…?」

「ノーコメント。」

「…どう思うよ、リチャード。」

「別にいいんじゃないか?
恋愛のペースは人それぞれだしな。」

「日本人ってオクテなのな…。」

「ま、そう解釈してくれて構わないよ。」

「でも今回、わざとお前らをこっちにふたりきりにしてやったんだ。
うまくやんな。」

ビルは笑顔で進児に告げる。

「…ビル。お前、謀ったな!」

「ははは…いいじゃねえか!!」


照れる進児を小突くビル。
リチャードはちらと時計を見る。
10時を廻っていた。


「そろそろ、失礼するよ。」

「「あ!?」」

じゃれあっていた進児とビルに言う。
ビルは立ち上がる。

「じゃ、俺も。」


二人は進児の部屋を後にした。


2階の廊下の吹き抜けからリビングの様子が見える。
暖炉の火がぱちぱちと燃えていた。
しかし3人の女性の姿はない。
すでに部屋に引き上げたのだろう。


ビルがリチャードの部屋の前で一言。

「じゃな。頑張りすぎるなよ!!」

「!?」

顔を紅くする彼。

「お前こそ、明日足腰立たなかったら笑ってやるぞ!!」

ははは…と二人は笑って別れる。




彼が部屋に入ると室内は薄暗かった。
ベッドサイドのスタンドだけが灯っている。
彼女の姿がないことに気づいたが、シャワーの音がするので安心した。


「ふう…」

彼はベッドの端に腰掛ける。
TVでも点けるかと立ち上がったとき、バスタオル一枚巻いただけの姿の彼女が出てきた。

「きゃ!! リチャード、帰ってたの。。」

「あぁ、ついさっきね。
ところで早く着ないと風邪ひくよ。」

「え。あッ!!」

顔を真っ赤にしながら、パーテーションの向こうに駆け込むと
手際よくナイトウェアを着ていく。

出てきた彼女は冷蔵庫に向かい、中からミネラルウォーターを出し、
グラスに移して飲む。

一部始終を見ていた彼。

「僕も入ってこよう。」



ひとりごちて彼はバスルームへと。。。




彼女のバスタオル一枚の姿を見てから、彼は自分の中にいる理性と欲望が戦っていた。

ビルにあんな事を言ったが、明日そうなっているのは自分かもしれないとさえ思う。

熱めのシャワーを浴びても、自分の熱は下がりそうにない。
仕方ないと覚悟を決めて、バスルームを後にする。


彼女はヘッドボードに身を起こして、TVニュースを見ていた。

彼が出てきたことに気づくと、
ベッドから降りて 冷蔵庫からミネラルウォーターを出してくる。
グラスに移し、彼に手渡す。

「はい。」

「ありがとう。」


ごくごくと一気に飲み干す。

彼女はグラスを受け取ると冷蔵庫の上に置いた。
その彼女を背から抱きしめ、黒髪に顔を埋める。。


「…リチャード?」

「ごめん。」

「え?」

「やっぱり我慢できそうにないよ。」

「何が?」

「何が…って解っているのだろう?」

彼女は彼に向き直る。
彼のあごに両手を添え、軽くくちづける。

「…。  あまり激しくしないでね。」

くちびるを離すと そう彼に告げた。


「あぁ。」



そっと抱き上げ、ベッドに運ぶ。


白い枕に黒髪がふわっと広がる。
熱く絡み合う視線。

彼からゆっくりとくちびるを重ねた。


次第に舌が絡み合う。


「ん…ふ…んッ…」



彼女のくちびるから甘い溜息が漏れ始める。

彼はそっとシルクのナイトウェアの上からそっと柔らかな胸に触れる。

薄い布越しに彼女の先端が硬くなっていくのが解る。


「はぁあ…ん…」


くちびるを離すと甘い溜息が彼の耳をくすぐる。
その耳元に吐息をかけた。

「ふ…あッ!!」


瞳を閉じ、彼に与えられる快感に翻弄されつつあった。
彼は彼女の身を抱き起こし、ヘッドボードに持たせかける。
しかし両手で彼女の胸を布越しに愛撫していく。

「んん…はぁ…」


くちびるの絡み合う音が部屋に響く。
離れると銀の糸。


はぁはぁと呼吸を乱し、とろんとした瞳の彼女。
彼の手は胸元のリボンを解くとするりとシルクのナイトウェアを脱がせていく。

「あ…いや… そんなに見ないで…」


腕で覆おうとする 彼女の手を彼は壁に押し当てる。
そうしておいて、ふたつの可憐なピンクの尖りに交互にキスしていく。


「あん…あ…あぁ…」


吸い立てたり、舌で転がしたりとするたびに艶っぽい声が響く。
彼女の白い脚は彼の身体の下でよじっていた。
まだレースで飾られたショーツが残っている。


上からそっとなぞると、さらに甘い溜息。

「はぁああん…」


彼は彼女の両足を自分の肩に掛けた。

「あ…いや…」

正面の彼に晒されて、布越しでも恥ずかしさを感じている。
彼の指先が這って行く。

「はぁ…ん、ダメぇ…」

淫靡な音が部屋に響いていた。
彼はここぞとばかり、花芽に触れる。

「はぁあん…も、イク…ぅ…」


彼の肩の上で白い脚が震えていた。
彼の目の前で絶頂を迎える。
びくびくと身体が快感の波で痙攣していた。
蜜がしどどに溢れる。
彼は脱力してる彼女から残っていたショーツを奪う。
暖房が効いているのと自分が昂ぶっているおかげで
ちっとも寒くはなかった。

彼は溢れる彼女の蜜を舌とくちびるで味わう。
波が引いたのに再び加えられる愛撫でまた熱くなる身体。


「ひゃん…あ… は…ぁ…」

彼の金の髪をかき乱す白い指。
刺激が加えられる度、指先に力が入る。
彼のくちびるは音を立てて吸いたて、片手は白い胸を覆っていた。


「あふぅ… あぁ…はぁ…んん…」


再び波に襲われ、切ないほど腰を振るわせる乙女。
彼は自分の身を起こし、その花の入り口にそっと自身を当てる。
エメラルドの瞳が覗き込むと、首を縦に振る。。

「…ファリア…」

「…来て…」

彼は彼女の膝裏を掴み、身を進める。


「んんん…ッ…」

十分潤っているのに少しキツイ。

「…力、抜いて…」

「あ、う…うん…」

力を抜こうとするがうまくいかない。
彼は半開きのそのくちびるに重ねる。

「んふう…」


キスした直後、彼は奥まで一気に進む。

「んあぁ…!! リチャード…!!」





やっと3回目のベッドの上。
彼女はまだ少しキツそうだ。

「大丈夫?」


彼は優しく声を掛ける。

「…ん、大丈夫。」


最初の頃の痛みはだいぶ減った。
彼が自分の中に存在する事に嬉しさを感じるようになっていた。
彼女はそっと彼の首に腕を回す。
彼は緩やかに抽送を始めるが次第にピッチが上っていく。

「あ…ぁ…ファ…ファリアぁ…」

「あ、はぁ…リ、リチャードぉ…」


ふたりはほぼ同時に達していた.。
はぁはぁと呼吸を乱したふたり…

彼はそっと彼女を抱きしめる。

やわらかな身体をその腕に留めておきたいと願う。

「愛してるよ… ファリア。」
「私も…あなたなしじゃ、生きてゆけない…」


彼はそっと彼女の額にキスする。

しばらくするとふたりは眠りに落ちていった――――









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(2006/1/31+2/1+2/5)

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