夜の妖精      −2−








2階の部屋に着くとリチャードは乙女をベッドへと押し倒す。

「きゃん!」

彼女にのしかかり、その白い胸元のペンダントを覗き込む。

間違いなく8年前に自分が彼女に贈ったもの。

小さく可憐なプラチナの四つ葉のクローバー。

彼は駄目押しに彼女の左手を掴み、手首の内側にある小さな小さな痣を見つける。

「やっぱり…  ファリア…」

「!!」

名を告げてないのに言い当てられたことに驚く乙女。

彼の顔から視線を逸らす。

あの時、木戸を開けて入ってきたあの時から解っていた。
彼だと。

「やっ…  は…離して!」

抗う彼女の手を掴み、力を込めるリチャード。

「離さないよ。…やっと見つけたんだから…」

「私は …私は… あなたの知っている無垢なファリアじゃないわ!
あなたの知っている彼女は5年前に死んだの!」

涙を撒き散らしながら叫ぶ。

「!」

「ここにいるのは…ただのメス…」

「何…!?」

「解っているのでしょう?   15歳で犯されてから私は…ずっと…ずっと…
汚れているのよ…」

消え入りそうな声でうつむく。

顔を背けている彼女のその唇を熱く激しく重ねる。

「ふ…くっ…」

唇が離れるとはあはあと大きく呼吸する。


「君は汚れでなんかないさ…僕が証明してやる。」

「いやっ!」

しかし彼女の身体は抵抗をしても無駄だということを理解していた。
この3年間の経験から…






彼女の村娘風の衣装を剥ぎ取る。
均整の取れたプロポーションに驚く。

華奢そうな見かけとは裏腹にふくよかなバスト。
くびれたウエスト。
すらっと伸びた白い脚。



思わずごくんと生唾を飲む。

自分でも身体が熱くなるのを感じていたリチャード。

熱い吐息を耳元に吹きかける。
それだけで震える身体。

「ふぅうぅうん…」

その声を聞いただけで首筋にぞくぞくと快感の電流が流れた。

抵抗がないことがわかった彼は柔らかなその胸を手全体でこねる。

彼女の呼吸が乱れる。

声を出さないようにこらえていた。

硬くなるピンクの先端を指で摘んだり、弾いたりする。

ぴくぴくと震える体。

両手で揉みしだくと手にあわせるかのように変形する。


「あ…  あ…」

そして唇を奪う。

するすると白い腹を滑り降り、そっと脚の間に指先を滑り込ませた。

柔らかなヘアを通りこし、さらに奥を探る。

すでに秘唇まで潤んでいた。


人差し指と中指を彼女の蜜壺に指を突き立てる。

隠微な音を立てて飲み込まれてゆく。

指がふやけそうな程。

水音を立てて2本の指で攻め立てる。


「あっ あっ あっ… ああああっ!」

そのまま絶頂へと達してしまう。

身体が甘い痺れで震えていた。
彼女にとっては初めての快楽。

まだ波の中にいる彼女の内部へと彼が身を沈める。


「…んっ!  痛い…  やあっ!」


思いがけない痛みと圧迫感に驚く。
リチャードもその狭さとキツさに顔をゆがめる。
押し返されるこの感じ… 処女を犯しているような感覚。


「ん…ファ…リ ア?!」

「ああっ …やっ! 痛っ!」

痛みから逃れようとする彼女の腰を彼はしっかりと離さなかった。

彼自身も自分を止めることは今更出来なかった。

自分もキツさに眉をゆがめながら抽送を続ける。

「ふっ… くっ ぅ …ううっ」


「きゃあぁ、痛い!止めて! いやぁあっ!」

蜜液に血液が混ざりピンクになっていた。

彼女の中に熱い情熱を思わず放ってしまう。

「はぁああ…っ」

そのときすでに彼女は痛みと苦しさから失神していた。

彼が己自身を引き抜いた後… 
白濁したものに血液が混ざっていた。

それと彼女の太ももの付け根に血ではない不自然な赤い楕円の形の痣のようなものが浮かんでいた。
このことに驚く。

「何だ…この不自然な痣…?」

親指でなぞってみる。

触れている内に彼女の中から蜜が溢れる。

愛撫したわけではない。

理解不能だと思った矢先、つい先日聞いた情報を思い出す。

年頃のマリアンがいるからチーム内で話はしなかったが
デスキュラが開発した地球人の女性を虜にする薬があると。
それかもしれないと思い当たった。



「ファ…ファリア…君!」

彼の腕の中で失神している彼女の頬を軽くはたく。

「ん… あっ…」

意識の戻った彼女に問いかける。

「君… 犯されていたって言ってたけど…」

「そうよ… 私… この3年間ずっと…」

「じゃあ、コレは何なんだ?」
彼は破瓜の証拠である血を見せる。

「! どういうこと?? それに…さっきの痛み…?」

薬の話をしようとするが
そのとき、背後に視線を感じる。

ふと彼が室内を見渡すと、隠しカメラが仕込まれていることに気付く。

彼女の耳元に語りかける。

『まさかと思うけど… その… 夜の仕事はここで?』

『…えぇ。』




”やはり、デスキュラ…か?”



バーテンとこの村のほとんどの者がデスキュラになり代わられていた。







*******************

一方、この頃のビスマルクマシンの3人はリチャードの帰りが遅いので心配になってきた。


「まさか、リチャードに何かトラブル?」

「あいつが?」

「でも…」
3人それぞれが呟く。

マリアンが通信を図るが、妨害電波のために通信不能。

その事態にただ事ではないと感じ、二人はプロテクトギアに身を包んで飛び出してゆく。




リチャードが村人のほとんどがデスキュラ人だと気付いた時、
ビスマルクマシンに通信しようとするがダメなことに気付く。

「まずいな…」

彼は彼女に服を着るよう告げ、自分も着る。

その手を取り、部屋を飛び出すと、デスキュラ兵が立っていた。

彼女を庇いつつ、銃でデスキュラ兵を蹴散らしてゆく。

ホテルを飛び出し、ドナテルロを呼んだ時、進児とビルがやってきた。


「リチャード!?」

「進児?ビル?どうしてここに?」

「お前を探しに来たんだ…って、何?後ろの美少女?」
「何?!」
ビルが呆れた様に言う。
その言葉を聞いてその存在にやっと気付いた進児が彼の後ろを覗き込む。

「事情を説明しているヒマはない!」

リチャードの前にやっと来たドナテルロ。

ひらりと飛び乗り、彼女も乗せる。

進児とビルは早々にビスマルクマシンへと戻る。

デスキュラからの攻撃をかわしながら、彼女を庇いつつビスマルクマシンへ。


彼はすぐさまプロテクトギアを身につけコクピットのレフトコンソールへと滑り込む。

彼女を抱きかかえたまま。

ビスマルクへと変形し、あっという間に敵を殲滅する。





戦闘が終わり、ビスマルクマシンへと戻る。

状況が落ち着くとリチャードは改めて彼女を見つめる。

18歳になった彼女は想像以上に大人びて見えた。
腰の下まである長い艶やかな黒髪。
陶磁器のように白い肌。
愁いを帯びたスミレ色の瞳。
着やせして見えるが女性らしいふくよかなボディライン。

そして先ほど自分が彼女の首筋に残したキスマーク。


それがさきほど二人の間に起こった出来事を物語っていた…





BACK/NEXT

______________________________________________________________________
あとがき(2004/11/3)
ははは〜ついにやっちまいました(笑)
つーか笑うしかありません…
ほほほほほ…

でもまたこのあとは激甘LOVEなのは相変わらず…(苦笑)



「こんなんリチャードじゃない〜」という苦情は受け付けません。
あしからず。
同意なら全然OK!感想ください!

(2005/2/20加筆改稿)