Thank you my girl -4-
僕は暖炉の前から主寝室の中央に置かれているクィーンサイズのベッドに彼女を下ろす。
乾きかけの黒髪がふわりとシーツに拡がった。
とてもキレイで目を奪われる。
涙目の彼女が僕を見上げてた。
「…リチャード…」
僕の頬に触れる彼女の指先が震えていた。
僕の手も震えて黒髪を撫でる。
愛しくてたまらない――
そっとくちびるを重ねる。
一瞬、離れたあと再び触れるとお互いを貪っていた。
「ん… ふッ… んん…ッ…」
呼吸が苦しいくらい深く求める。
彼女の細い腕が僕の首に廻ってきた。
僕は黒髪ごと彼女の頬を両手で包み込む。
くちびるを離すと彼女は切なげな潤んだ瞳で僕を見上げてる。
僕は彼女の白いシャツのボタンを外していく。
ぷちんぷちんと外していくと頬を真っ赤にして、恥ずかしげに顔を背けている姿が
とてつもなくキュートでたまらない。
全部外して肌蹴ると白い形のいい乳房と可愛い尖りが目に入った。
3度ほど白い谷間は見てきたけれどこんなに真正面から見るのは初めてだ。
華奢な身体は震えている。
「キレイだ… ファリア…」
僕はうっとりと見とれる。
触れてはいけないような神々しさを感じた。
そっと彼女の上半身を抱き起こし、シャツを腕から引き抜く。
その間もずっと恥ずかしげに顔を背けているファリア。
揺れる黒髪が白い胸に懸かり、コントラストが美しい。
うつむく顔を僕は両手で包みこみ上に向けた。
「あ…」
震えている彼女はまるで小動物のように愛くるしい。
僕はたまらずキスした。
くちびるを完全に僕に委ねてくれている。
「ん… ん…」
彼女の手は僕の手に重ねられる。
嬉しいけれど、僕はふっとくちびるを離し、頬にキスした。
そして耳元に囁く。
「愛してる…幼い頃から…ずっと…」
自分も震えていた。
想いが上手く伝えられない。
「私も… ずっと…好きよ…」
彼女も同じ想いだと感じた―
僕はゆっくりと彼女をシーツの上に横たえた。
両手をやわらかな乳房に乗せてみただけで、びくりとした。
ゆっくりとゆっくりと指先を動かす。
白い肌はすべらかでずっと触れていたくなる。
手のひらで硬くなる中心を感じていた。
そのままゆっくりと下から上に撫で上げると硬くなっていく。
彼女は口元を手で覆い、こらえていた。
けれど僕が指先で触れただけで、初めて声が上がる。
「ああん…やぁ…」
たまらなくなり僕はさらに両方の尖りに触れる。
「あん…あぁ…は、恥ずかしい…」
顔は真っ赤になり、呼吸も乱れ始めた。
僕が尖りにキスすると激しく身体が揺れる。
「はぁああん…やぁ…」
交互にキスしていくだけで可愛い喘ぎ声。
くちびるに含み、吸い立てると僕の頭に廻っていた彼女の腕に力が入る。
「あぁっんッ!! 」
「ファリア…感じてくれてる…嬉しいよ…」
「リチャード…私…私…」
初めて見る女の色気をかもし出したサファイアの瞳―
僕はいてもたってもいられない思いにかられる。
「もっと…感じて…僕を…」
僕の手は指は両の乳房を揉みしだく。
「ああッ!… あん… はぁ…んッ!!」
ファリアの脚が腰が揺らめいている。
僕は身を起こし、右手で白いひざを撫で、付け根へと向かって滑らせた。
「はぁああん!!」
白い太ももの内側を撫でただけで、首を仰け反らせる。
唯一、残っている可愛いパンティの上から指先でそっと撫でた。
「あ…ッ!! は…あん…」
可憐に乱れる彼女の姿に僕の男は激しく刺激されている。
僕は自分でも解るくらい硬く熱く昂ぶる己の分身を感じていた。
彼女の一番やわらかいところをやさしく指で往復すると
じんわりと熱を帯び、潤んでくる。
「あ…ッ!! はぁん…い、いゃあん…」
白いひざを摺り寄せ、腰が震えていた。
(たまらないよ…ファリア…可愛すぎだ…)
僕は指先に力を込め、少しなぞる。
熱い蜜が溢れてきているのが解った。
くちゅ―
ひどく淫靡な音が響く。
「はんッ!!」
きつく目を閉じ、快感の波に翻弄されている彼女。
僕はそっと最後の一枚を外していく。
初めて見るやわらかい茂み― そっと指先で撫でてみると白いお腹が揺れる。
「はぁああん…」
彼女の意識は完全に融けている…
指先が潤み出る蜜に触れるだけで僕の首の後ろにぞくぞくとしたものが走った。
ぬるりとした感触が僕の中で何かを変えた。
縦に往復させようとして、蜜でぬかるみたやすく滑り込んでしまう指。
「あぁ…ダメぇ…」
彼女の手はシーツを掴んでいる。瞳からは涙が零れていた。
「んはあ…ッ!!」
彼女は脚を閉じようとしていたが僕は許さない。
「ねぇ…もっと可愛い君を見せて…」
「あぁ…でもぉ… 恥ずかしい…」
こんなになっても羞恥心を忘れない彼女が可愛い。
僕が指を動かすと切なげな声を上げる。
「あぁ…はぁ…ん…だ…めぇ…ああぅ…!!」
どうやら花芯に触れたらしく、一段高く甘い声が上がる。
「やだ…そこ…変になる…」
さらに蜜が溢れてき出した。
僕は指に蜜を絡ませ、動かしてみる。
「はっ…はぁ…ッ…だめぇ…あんッ!!」
蜜壺に入り込んだ指がふやけそうになりながらも抽送を始めると
熱に浮かされたように甘い喘ぎ声が続く。
僕の肩を掴んでいた彼女の指先が食い込む。
「ファリア…もっと感じて… もっと…」
人差し指と中指で激しくかき乱すと完全に鳴いていた。
涙を撒き散らし、身悶えている。
「あぁ…助けて…リチャードぉ…ッ!! あぁああッ!!」
びくびくと身体が震え、僕の指を締め付けたと思ったら、ぐったりとしてしまう。
「ファリア… 嬉しいよ…こんなに感じてくれて…」
激しく呼吸を乱した彼女はトロけた瞳で僕を見つめてた。
(なんてエロティックで、可憐な瞳なんだ…)
僕の分身はもう痛い位、張り詰めて天を向いていた。
彼女の耳元に囁く。
「ファリア…もう僕、我慢できないよ… 君が欲しい…」
「う…ん、来て…」
不安を感じながらも僕にそう言ってくれた。
喜びに包まれた僕は彼女の白い太ももを自分の太ももに乗せた。
今まで自分でも見たことがないくらいに怒張した自身を彼女にあてがう。
少し膝を進めると熱いぬかるみで先が滑る。
「うぁ…ッ!!」
あまりの気持ちよさにめまいがしそうだ。
なんとか秘口へと先を進める。
「あ、ああ、あ…リチャード…ッ!!」
「…ファリア…」
僕は両手を彼女の脇の下につき、ゆっくりと身を落としていく。
「く…」
「ああん…リチャードぉ…」
僕の名を呼ぶ彼女の声は今まで聞いたことがないほど甘ったるくて、切なくなる。
熱くて狭いトコロへと押し進めていく。
僕の下で彼女は歯を食いしばり、痛みに耐えていた。
健気なその表情を見て胸が締め付けられる。
「ファリア…痛いなら…苦しいなら…止め、ようか…?」
「ううん…大丈夫よ。お願い、一度に来て…」
「あ、うん…」
ゆっくりだから余計辛いのだと解った僕は脇の下においてた手を入れて肩口を掴んだ。
「ファリア…好きだ…」
僕はそう囁いて、手と腰に力を入れる。
一気に押し上げるとなんとも言えない様な顔をして歯を食いしばっていた。
「ファリア…力抜いて…」
「わかんない…どうすればいいのか…」
僕は彼女の耳元に熱い吐息をかけ、耳たぶを甘く噛んだ。
「はあぁん…!!」
力が抜けたと思った時に一気に奥へと進める。
白い首を仰け反らせる彼女。
「んぁああッ!!」
僕の背に回していた彼女の指先が爪が食い込む。
「く…ッ あぁ…」
痛みで僕の飛びそうな意識はなんとか保てた。
「ん…ああ、ファリア…入ったよ…すべて君の中だ…」
「…あぁ…リチャード…私…もう…」
「あぁ…すべて僕のものだよ…」
僕は黒髪を撫で上げ、頬にキスした。
「私…嬉しい… あなたのモノなのね…」
その時の彼女の涙は僕は一生忘れないと思うくらいキレイな涙―
「ファリア…僕のファリア… もう…離さないよ、一生…」
「えぇ…離れない…離れないわ… リチャード…」
彼女の腕が僕に抱きついてくる。
お互いのぬくもりが心地いい。
「痛くないか…苦しくないか…?」
僕が彼女の顔を覗き込むと微笑を返してくれる。
「うん…少し…痛い…かしら…?よく解らないわ…
ねぇ、もう少しこのままでいて…」
「あぁ…」
僕は黒髪を撫で上げ、くちびるを貪る。
彼女の手は僕の髪を掻きあげていた。
「ん…んッ…」
僕は彼女の甘い声も飲み込んでいく。
身体は僕自身を切なく締め付けてきて、下半身が疼きはじめた。
「…ファリア…もう…ダメだ…」
「あ…ん…」
「君の中、気持ちよすぎるよ…」
「んんッ!! いいよ… 動いて…」
「あぁ、ファリア…ッ!!」
僕がゆっくりと腰を引くとそれだけで全身が震えた。
今まで感じたことのない快感にたまらなくなる。
それは彼女も同じらしく、甘ったるい可愛い声が耳に響く。
「あぁん…はぁ…ン!!」
もう何も考えられなくなった。
身体が勝手に動く。
彼女の腰を掴み、激しく突き上げる。
「あん、ああ、ああん!!はんッ!!」
何度も何度も打ち付ける度に肌のぶつかる音と僕と彼女の喘ぎ声。
「あああああ、もう…ダメ… リ、チャードぉ…ッ!!」
「うあ…ファリアぁぁ…ッ!!」
僕はもう止まれなかった。
彼女の熱さと可愛い声しか感じない。
僕は生まれて初めて彼女の中に爆ぜてしまった。
強烈な快感で全身が震え、灼熱を放つ。
「く…あ…ッ!!」
彼女のうねりをモロに受け、初めて味わうめくるめく快楽に頭の中は真っ白に弾けていた。
「うぁああ…ッ!!」
白く霞む視界の中で黒髪が激しく揺らめいて見えた。
その中でファリアも顔を紅潮させ、嬌声を上げていた。
力尽きた僕は彼女の上に倒れこみそうになり、
なんとか彼女の肩先に手をつくことが出来た。
乱れた呼吸だけが部屋に響いている。
ファリアは瞳を閉じ、意識を失っていた。
涙の痕がとても愛おしい。
「…ファリア… 僕のファリア…」
薄く開いた唇にキスした。
ゆっくりと舌を入れるとしばらくして反応があった。
「ん… っ… あ…」
身を起こすととろんとした瞳で僕を見上げる。
「…リチャード… 私、恥ずかしい…けど、嬉しい… あなたとひとつになってる…」
僕はまだ彼女の狭い中にいた。
締め付けが緩み、やんわりと僕を包んでくれている。
「そうだよ… もう僕たちは他人じゃない… 君と僕がヒトツに…
僕は君の…」
「あぁ… 私の…私のリチャード…なのね…」
「そうだ。僕のファリア…」
彼女の指先が愛しそうに僕の頬を撫でる。
僕は強く抱きしめた。
「僕の… ファリア… もう君しか愛さない。君しかいらない…」
「リチャード…私も…」
僕たちはしばらくそのまま抱き合っていた。
to -5-
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(2005/8/17)
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