Secret Garden -epilogue-
―あの事故から半年後…
ファリアはすっかり回復し、月に一回の通院で済むまでになった。
ランスロット公爵家からパーシヴァル公爵家に戻り、
ピアノのレッスンに明け暮れていた。
母の提案どおり、パーシヴァル公爵家令嬢としての再スタート。
事故と怪我のこともあったので回りには何の疑いもなく受け入れられていた。
ファリアはこの年の王立音楽院へ進学―
リチャードはオックスフォードの大学へと―
週末ごとに彼は彼女の元を訪れていた。
11月には17歳になったパーシヴァル公爵令嬢の社交界デビューパーティが催される。
エスコートは元(?)兄のリチャード。
少々好奇の目もあったが当人たちも家族も気にしない…
あの事故から1年近く過ぎた。
例の事故の日の前日に当たる日にふたりの婚約発表がされることになった。
女王陛下からの祝いの言葉を受けたこともあり、
世間は何の違和感もなく事実を受け止めている。
リチャードは女王陛下の望んだようにエリートの道を邁進していく。
大学も1年で卒業し、軍の訓練所を経て王室情報部へ。
数々のフェンシング大会と馬術大会などで成績を残した彼に勲章授与が…
18歳になるとサー(卿)の称号を得るまでになる。
誰もがふたりの未来を祝福していた。
ひそやかな恋は…もうなく
優しい愛がふたりと周りを幸せにしていく…
そんな中、新しい試練がふたりを待っていた。
<ビスマルク作戦>
リチャードは英国の代表として宇宙へ飛び出すことになる…
そのお話はまた別の機会に…
Fin
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(2006/1/10)
*あとがき*
実はコレ1日で下書きしました〜★
さすがにUPは3日かかりましたわ♪
「禁断愛」の関係ですがH描写を排除したので
全然、淫靡じゃないですなぁ…
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