ある日のJJ9。










或る星に到着したJJ9のメンバーたちはサロンに集まって買出し組と留守番組、
それとソーラープラネッツ支社に連絡入れ係とかを決めていた。

大体、いつものメンバーに決まる。

買出し組はジミー&スージーにバーディ。
ソーラープラネッツ支社に連絡はビートとロック。
留守番がブルースとDD。
こういうパターンがなんとなく決まってしまっている。




買い物に出かけようとする3人をビートが呼び止めた。

「あ、俺ちゃん、買って来て欲しいもんがあるんだ。」

「何買ってくればいいの?」

「俺ちゃんの愛用のシェービングクリームを買ってきて欲しいんだ。
スター社のね♪」

にこやかにビートはバーディにお願いする。

「はいはい。」

それを聞いていたロックも身を乗り出す。

「あ、俺も。でもクリームじゃなくてジェルね。同じスター社の。」

「はいはい、スター社のクリームとジェルね。」

ロックはさらに付け加えた。

「ついでにフェイスローションもね♪」

「了解、了解。」

出かけようとするバーディにブルースまでもが呼び止めた。

「ふむ…私も頼んでいいかな?」

「了解、オーナー殿。」

「すまんが私はロイヤルスター社のシャボンを頼む。」

「はぁ?!」

その場にいた一同(男)は驚く。

「渋いシュミしてるね〜、うちらのボスは。」

「んだんだ。」

ビートのつぶやきに同意するロック。



「そういやジミーはいいのか?」

ビートがジミーに話題を振る。

「僕はまだ要りません!!」

「へぇ〜まだまだお子ちゃまなんだね〜(笑)」

ロックとビートがからかう。

「ほっといてください!」



3人の会話を聞いていたバーディとスージーだったがあきれていた。


「行こうよ〜、ジミー。」

「う、うん。」

「とにかく!スター社のシェービングクリームとジェルとフェイスローションと
ロイヤルスター社のシャボンね。」

確認を取るバーディに思わずスージーは今まで抱いていた素朴な疑問を尋ねてみた。

「ねぇ、バーディさんってどこのお化粧品を使ってるの?」

突然の問いかけに一瞬戸惑ったが素直に答える。


「え、あ、そうね。  ヴィーナス社のShineシリーズよ。」

その答えに目を丸くするスージー。
まだ使う必要のないスージーでも知っている高級ブランド。

「え〜! あれって…ものすご〜く高級なブランドじゃない?
確かモデルさんとか女優さんが使うっていう。」

「ん〜でもそうね…でもアレが一番肌に合うのよね。
そういえば私もそろそろ買い足さなくっちゃ。」

「ちょっと待てバーディ。」

「何よ、ビート。」

「まさか、ものすごーく高いんとちゃうか?」

「そんなことナイナイ。大体1コ平均1000ボウルってトコかしらん。」

あっけらかんとバーディは答える。

「1000ボウル!?」

驚く一同。

「俺たちのって大体100ボウル前後だったよな?
確かブルースのでも200ボウルくらいだっけ?」

皆の視線をあしらいながらバーディは告げる。

「あらん、女の美は金額じゃなくてよ。」


「あいた〜。」



ちゃんちゃん♪




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あとがき(2004/9/7)
なんとなくわいた化粧品ネタ。
会社名や商品名はテキトーにイメージしたものです。
なんだかブルースが渋くシャボンを使っているというイメージがあったもんで、つい。

でもメインはバーディ??




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